「継承」と「挑戦」
創業第二世紀を着実に歩むために
内藤鍛造所は1907年(明治40年)の創業以来、四代にわたり、ここ筑豊の地で、鍛造一筋に歩み続けて参りました。
鍛造プレスと独自開発の治具を用いてフリー鍛造を極めていくことは、内藤鍛造所のものづくりの本質であり、我々の責任です。
100年以上をかけて培ってきた技術とノウハウをしっかりと「継承」し、これからも高品質な製品をお届けしてまいります。
その一方で、この激動の時代を乗り越え、この地に在り続けるためには、新たな事業や製品に「挑戦」し、お客様や社会のニーズに応え続ける必要があります。
わが社は2014年に太陽光発電事業に参入。2015 年には2000 トン油圧鍛造プレス、2017年には2500mm 大型ローリングミルを導入し、大幅な生産性の向上を実現しました。
創業第二世紀を着実に歩むために、守るべきものと変えるべきものを確実に見極め、110年の歴史と共に「継承」した伝統と技術に責任と誇りを持ち、今後も新たな技術、製品、事業に「挑戦」し続けてまいります。
次の100 年も「継承」と「挑戦」を続ける内藤鍛造所にどうぞご期待ください。
会社概要
- 社名
- 株式会社内藤鍛造所
- 所在地
- 〒820-1102
福岡県鞍手郡小竹町大字赤地268番地
TEL:0949-22-5311
FAX:0949-28-1565
- 創業
- 明治40年(1907年)6月15日
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 誠治
- 資本金
- 2500万円
- 取引銀行
- 福岡銀行 直方支店
日本政策金融公庫 福岡支店
福岡ひびき信用金庫 直方支店
商工組合中央金庫 北九州支店
西日本シティ銀行 直方支店
北九州銀行 直方支店
- 加盟団体
- 直方鉄工協同組合
直方商工会議所
直鞍工業人クラブ
一般社団法人 日本鍛造協会
九州鍛造工業会
公益社団法人 直方法人会
- 従業員
- 事務技術職6名 技能職16名 計22名
- 材料
メーカー
(五十音順)
- 愛知製鋼株式会社
合同製鐡株式会社
株式会社神戸製鋼所
山陽特殊製鋼株式会社
JFEスチール株式会社
新日鐵住金株式会社
大同特殊鋼株式会社
常石鉄工株式会社
日本高周波鋼業株式会社
日本鋳鍛鋼株式会社
三菱製鋼株式会社
- 協力会社
(五十音順)
- 九州高周波熱練株式会社
第一高周波工業株式会社
株式会社東洋金属熱練工業所
株式会社長門製作所
- 系列会社
- 有限会社マルエヌ商事
〒820-1102
福岡県鞍手郡小竹町大字赤地268番地
TEL:0949-22-5313
FAX:0949-28-1565
- 主要取引先
(五十音順)
-
井上特殊鋼株式会社
宇部興産機械株式会社
ウメトク株式会社
大野工業株式会社
株式会社唐津プレシジョン
株式会社九州柴田フォージング
株式会社黒木工業所
近藤工業株式会社
佐世保重工業株式会社
佐藤商事株式会社
株式会社城洋
神鋼メタルプロダクツ株式会社
新日鐵住金株式会社
新日鐵住金ステンレス株式会社
新日鐵住金マテリアルズ株式会社
新日本造機株式会社
太平洋製鋼株式会社
株式会社田中信鉄工所
常石鉄工株式会社
株式会社東京機械製作所
株式会社ニッチツ 機械本部
日鉄住金精密加工株式会社
日鉄住金ハード株式会社
日鉄住金物産特殊鋼西日本株式会社
日鉄住金ロールズ株式会社
日本鋳鍛鋼株式会社
株式会社直方歯車製作所
白鷺特殊鋼株式会社
ハマックス株式会社
株式会社日立製作所
株式会社日立パワーソリューションズ
福山鍛鋼造機株式会社
扶桑商事株式会社
株式会社三井三池製作所
三菱重工業株式会社
三菱電機株式会社
三菱長崎機工株式会社
ミナト機工株式会社
森鉄工株式会社
株式会社八幡鍛造所
沿革
- 1907年 6月
- 初代内藤吉太郎が内藤鉄工所として直方新町101番地において一般鍛造品の生産を始める
- 1932年 1月
- 代表取締役 内藤研一 就任
- 1962年 1月
- 法人組織にし、株式会社内藤鍛造所と改称
- 1963年 7月
- 事業拡大合理化のため、現所在地に移転
- 1967年 4月
- No.1 500t 油圧鍛造プレス設置
- 1970年 11月
- 直方税務署より優良申告法人として表敬受賞
- 1971年 5月
- 1000t 油圧鍛造プレス設置
- 1975年 8月
- 大型ローリングミル(2000mm)設置
- 1975年 10月
- 材料試験室開設
- 1978年 1月
- No.1 台車式焼鈍炉を新設
- 1981年 4月
- 300t 油圧鍛造プレス設置
- 1982年 2月
- No.2 500t 油圧鍛造プレス設置
- 1982年 8月
- 代表取締役社長 内藤博俊 就任
- 1990年 9月
- No.2 熱処理炉を新設
- 1992年 2月
- 株式会社日立製作所認定工場指定
- 1992年 6月
- (社)福岡県労働基準協会より「倉田賞」受賞
- 1993年 8月
- 小型ローリングミルを新設
- 2004年 5月
- ISO9001(JQA-QMA11337) 取得
- 2006年 9月
- 大型ガス溶断機を新設
- 2006年 10月
- No.3 天然ガス熱処理炉を新設
- 2007年 1・2月
- No.1・No.2 熱処理炉を天然ガスに燃料転換
- 2007年 6月
- 創立100周年
- 2007年 9月
- 大型鋸盤(1000mm)設置
- 2009年 1月
- 代表取締役社長 内藤剛 就任
- 2009年 4月
- 300t プレス加熱炉を天然ガスに燃料転換
- 2010年 6月
- ローリングミル炉を天然ガスに燃料転換
- 2010年 10月
- 代表取締役社長 内藤誠治 就任
- 2011年 3月
- 経済産業省の国内クレジット制度排出削減事業に認定
- 2011年 12月
- 自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)を活用し、500t プレス加熱炉(天然ガス)を新設
- 2014年 5月
- 太陽光発電事業開始
- 2015年 11月
- 2000t 油圧鍛造プレス設置、新工場竣工
- 2016年 3月
- 大阪中小企業投資育成株式会社からの出資により2500万円に増資
- 2017年 6月
- 大型ローリングミルを2500mmに更新
環境に優しい「鍛冶屋」を目指して
大きなエネルギーを必要とする鍛造だから環境について考える
眩しいほどに燃え盛る加熱炉。
轟音を響かせ焼けた鉄を打つプレス。
炎を上げながら回転するローリングミル…鉄を鍛えるには大量のエネルギーを必要とします。
内藤鍛造所が1年間に排出するCO2は一般家庭500軒分に当たる年間2500トン。
だからこそ我々が環境問題に取り組む意義は大きく、我々の一歩は大きな一歩であると考えました。
重油から天然ガスへの燃料転換に始まり、加熱炉・熱処理炉の排熱利用、太陽光発電事業への参入など、今までも、これからも、環境に優しい鍛冶屋を目指して、内藤鍛造所は環境問題に取り組んでいきます。
[ 太陽光発電事業 ]
わが社では、2014 年度より太陽光発電を導入しています。
工場敷地内約7000m2に1540枚の太陽光パネルを設置し、年間45万kWhを発電しています。
これは工場で使用する全電力量の約8 割に相当し、経済産業省の再生可能エネルギー発電設備に認定されています。
[ 重油から天然ガスへの燃料転換によるCO2排出量削減 ]
2006 年以来、加熱炉及び熱処理炉の燃料を重油から、よりCO2排出量の少ない天然ガスへと切り換えています。
天然ガスへの燃料転換により、年間500 トンのCO2削減を実現しています。
[ 排熱利用の促進 ]
2014 年に熱処理炉をレキュバーナーに更新し、また、省エネ補助金を活用し、2000トンプレス工場にリジェネバーナー天然ガス炉を設置しました。
このような排熱回収技術の導入により、燃料使用量を従来から3割程度削減することが出来ました。
[ 経済産業省のJ -クレジット制度の活用 ]
天然ガスへの燃料転換の取り組みが評価され、2011 年に経済産業省の国内クレジット制度(現J-クレジット制度)排出削減事業に認定されました。
これにより、CO2排出量取引の世界的枠組みに参加することとなり、地球温暖化対策に積極的に取り組む企業として評価を得ています。
アクセス
[所在地]
〒820-1102
福岡県鞍手郡小竹町大字赤地268番地
TEL:0949-22-5311
FAX:0949-28-1565